重要文化財 涅槃図

 正暦寺には、鎌倉時代作とされる重要文化財「絹本著色仏涅槃図」という寺宝があります。

 しかし、寺に設置するためには温度や湿度を一定に保つための設備・対紫外線・防犯設備がなく、昔から奈良国立博物館に管理をしていただいています。戦時中には、空襲リスクのために寺にありましたし、2003年には「萩まつり」の展示として約60年ぶりに里帰りをはたしていますが、ほとんどの檀家さんにとって、見たこともない文化財だろうと思います。

 今回、文化庁の多言語解説整備事業として、「森の寺 海外発信実行委員会」様により、レプリカを作成・ご奉納いただきました。一億画素を超える超高性能撮影・最先端の印刷技術を使用いただき、素晴らしい出来栄えとなりました。これにより、檀家さんはもちろんのこと、海外を含めた多くのお客様に見ていただくことができるます。心から感謝を申し上げます。

 すぐ近くで見ていただくと、中心の涅槃に入るお釈迦様・迎えに来る御母堂(摩耶夫人)・悲嘆にくれる弟子や人々・お釈迦様を慕って集まってきた動物など、その涙の一粒まで本当に鮮やかに見ることができます。

 最寄りの際には、是非ご覧いただき、手を合わせてください。



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